譲渡証明書は、一般的に譲渡証、譲渡証明などと呼ばれることが多く、当該自動車を新しい持ち主に譲ったことを証明する証明書です。必要事項を記入し、印鑑を押しますが、その際は必ず実印が必要です。
車の売買契約が成立しても、必要事項を記入して印鑑を押した譲渡証明書がないと、車の所有者を変える事が出来ないという決まりになっています。譲渡証明書には、車を譲る側（譲渡人）と車を譲り受ける側（譲受人）の双方の署名が必要です。譲渡人は、実印を押す必要があります。
言い換えると、譲渡証明書は、売買や譲渡など、自動車の所有者の変更を伴う行為が行われたとき、その自動車がいつ、（誰から）誰に譲渡が行われたかを証明する書面です。権利・義務の発生を伴う公的な書類として扱われる可能性があるので、譲渡証明書は、定められた様式に即して記入しなければなりません。また、名義変更手続きの際には、旧所有者の「譲渡人印」欄に、（役所や役場で事前に入手しておく）印鑑証明書と同一の実印が押印されていることが必要です。
譲渡証明書の記入は、黒いボールペン、万年筆等をお使い下さい。鉛筆やシャープペンシル、消しゴムで消えるボールペンは、お避けください。誤字が認められるケースは、旧所有者の捨印による訂正のみですので、ご注意ください。
譲渡証明書は長期保存すべき書類ですから、ファックス用紙などの感熱紙に印刷されたものは保存上の問題があるため使用できません。インターネットなどからダウンロードしたものを普通紙に印刷したものは使用することができます。
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